ねえ、






隼が好きになったこのことが
どうしても気になってしまった。
一緒に居る時、あまり女子の話をしなかった。
きっと同じクラスの人だろう。
そういえば、隼と同じクラスに
あたしの友達いたっけな?
あ、いる!帝がいる!

帝というのは
脇田帝。
小学校のころからの友達で
なんでも話せる大親友。
帝に頼もう。
そしてあたしは帝にメールをうった。

TO:帝
BY:優未

無題
―――――――――――――――
帝!
お願いがあるんだけど
今話きいてくれる?

―――――――――――――――

すると、すぐに返事が来た。

TO:優未
BY:帝

Re:無題
―――――――――――――――
何?
なんかあったあ?
10分くらいなら
大丈夫やけど…

―――――――――――――――

その返事を見てすぐに電話をした。


『はーい、帝でーす』
「あ、優未だけど、」
『おっけ!何々どした?』
「隼に振られちゃったんだよね…」
『はあ?あれだけラブ02だったのに?』
「うん、でねその理由がね
 他に好きな子ができたって言うの。
 だから帝にしか出来ないお願い!」
『んー大体分かるよ。その子誰か
 知らないかって言うんでしょ?』
「うん、それと知らないなら
 どんな子か調べてほしいの!」
『あんた…ストーカーでもすんの?』
「は?そんなわけないじゃん
 ちょっと気になっただけだよ」
『分かったあ
 知らないから調べとくわ!
 じゃあもう出かけるから』

そう言って電話は切れた。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop