my First boy last boy.





あたしはまだ鈍感で


幼すぎた。



気付かなかったという

言葉で。



いろんな気持ちを

踏みにじっていた。






「真里が春をすき――?」




聖花にも、忠告されたのに。


――凪砂はそれでいいの?



あたしはやっぱり、同じ答えをした。



だから。


真里に、春に真里の気持ちを伝えて欲しいと頼まれた時も、簡単にいいよと頷き、伝えたんだ。





< 129 / 469 >

この作品をシェア

pagetop