my First boy last boy.
「もし、また俺たちが“偶然”出会ったら……そのときは、この出会いは運命だったって信じてくれない?」
は…?
勝ち誇るような自信ありげな笑み。
もしまた偶然…
そんなこと、あるわけない。
第一。名前も、仕事も、なにひとつ…わからないのに。
「無理だよ」
そういい返そうとしていたのに、
彼は、あたしの額にキスを落として…。
「これで絶対、また出会える」
彼は、人込みに消えていった。
あたしは一瞬意識を無くして…。
まぼろしのようだった…