my First boy last boy.




どうしたのだろう?

大丈夫なのだろうか?





「…もし、もし」


「は、はい!」



心配になっていたら、ケータイ電話の向こうから聞こえた声。


海斗の、ものじゃなかった。




「…社長の恋人ですよね?」


「あ、はいっ、そうです…」



び、びっくりしたー…




「すいません。俺、社長の会社に勤めてる者なんですけど、社長すごい酔っちゃってて…」


「あ、はい…わかってます。ご迷惑お掛けしてすいません…」



海斗、やっぱかなり酔ってたんだな。大丈夫かな。



「海斗…社長さん、大丈夫ですか?」


「あ、はい。今タクシー捕まえて…社長の自宅まで行くとこです。

多分、ここんとこ、あんまり寝てなかったみたいなんで、疲れてるだけだと思いますよ」



寝てなかった…。結構無理してたんだな、海斗。自分の身体なんだから大事にしなきゃ駄目じゃん…。




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