My name is・・

初☆ホストクラブ

部屋に帰ると翼クンがいた。
まぁ翼クンの家なんだから いて当たり前なんだけど(笑)


「帰ってきてたんだぁ。心配してたんだよ」

一応 心配したフリなんかしてみる。


「あ~ 酔って店で寝てたわぁ」

プレステをしながら私の顔も見ないで画面に夢中になってる翼クン。


「そっかぁ!良かった。
じゃ なんか食べに行かない?お腹すいたしさ」


「う~ん… でも出かけるの めんどくさいしなぁ… お前なんか作れないの?」


「え…ゴメン。何も作れへん…」

急な要望に戸惑う私。


「なんで?」 初めてこっちを向き 呆れた顔をしている翼クン。


「なんで?って…ご飯なんて作ったことも 作ってもらったこともナイしかなぁ?」

< 44 / 57 >

この作品をシェア

pagetop