野球男子

坊主VS岳



時間は少し巻き戻り、岳が登校している時だった。


「おい。話しがある。」


坊主が岳を呼びとめる。


岳は、軽く坊主を睨みながら、後をついていった。


「…んだよ。」



岳は、イライラしているそぶりを見せる。



「…悪い。でもこれだけはお前に言っときたくて。」



「…。」


このとき、


岳は気づいていた。


坊主がいつもと違うということに。








「……穂波を…譲ってくんねぇか…!!」











「は??」













< 211 / 279 >

この作品をシェア

pagetop