野球男子
4回、夢の約束

約束



「あれ。何やってんの??」


ぼ、坊主??


「・・・なんかあった??」



坊主はアタシの異変に気づく。



「な、何でもないよ・・・!!」


坊主にはアタシが冬矢君に告られたこと・・・


知られたくない。


「・・・??そうか。」


坊主は、アタシの横にあるベンチに座る。


「・・・うん。」


「・・・もうすぐ甲子園の予選だな。」


「・・・そうだね。」


「俺、絶対甲子園行くから。」



ドキッ…



夕日に照らされた坊主は、

いつもよりかっこよくて・・・


思わず抱きしめそうになってしまった。










< 75 / 279 >

この作品をシェア

pagetop