ワルメン上等★恋したアイツは危険な男
抱えあげられたあたしは

「やめて、降ろしてょ…離して…。」

と足をバタバタしたり体を動かしてみるけど全く駄目。

「アンタみたいな卑怯な男が№1になれる訳ない。離して…」

そんなあたしの言葉に“克己”は一瞬、足を止めた。

「生意気な事を言ってられるのも今だけだ。まぁ、お互いに楽しもうぜ。」

“克己”の足が再び動き出した。そしてあたしはソファーに乱暴に降ろされた。
< 125 / 139 >

この作品をシェア

pagetop