キューティーエイリアン

「お前いつの間にそこにいたんだよ。」

勇は驚きながら言った。
「たった今あなたを発見してきました!」

その女の子は
勇の呆れ顔をよそに、
相変わらずにこやかに笑っていた。


「お前はいったいなんなんだ?」

勇が落ち着いて訪ねると、女の子はツインテールの髪の毛をふわふわさせながら言った。

「スラは宇宙からきました。つまり宇宙人です。」


勇は返す言葉がなく、
ただただ呆れていた。

「(確かに今朝自転車を壊したのは人間に出来ることでわないけど、
だからって俺と変わらないほどの年齢であるやつが、
自分は宇宙人だとふざけたことを言うかのか?)」

そう考えていると、

「陸奥黒さん?誰と話ているの?」

保健室の先生が、
怪しんで勇のベットの方へやってきた。

勇は慌ててスラを隠そうとした。しかし、

窓の方を振り向くと、
「あれ?いない・・・」

スラは姿を消していた。
その後来た先生に必死に言い訳をして、

再びベットに横になり、グラウンドと青い空を見ていた・・・・

しかし
スラは現れなかった。
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop