やっぱり君が…

中体連


あの日から、1週間、1ヵ月が経ち、あたし達はすっかりラブラブになっていた。


別に、学校では喋らないものの、火・木・日以外はほとんど逢っていた。


なんで全部逢えないかって?


それは、あたしの塾と、たかひろの練習があるからです。



日が経ち、やっとの思いで中体連前。


それでもあたし達のチームは、生半可な気持ちで練習している人が多かった。



「アイナ!一緒走ろー!」


「いーですよ♪」



そしてあたし達は走る。


後の人達というと、ペチャクチャお喋りをしながら中位の速さで走っていた。



そして、加持さんが来る。



「「こんにちはー」」



そうアイナと言って、通り過ぎる。



「どうする?いつ止まる?」


「ミッチャン先輩に聞きます?」


「あー…、つか、止まってるし。アイナ、行くぞ!」


「あ!!待って下さいよー」



「何止まってんだよ」


「いや、あいさつを…」



そしてミッチャンが、言った。



「こんにちわ」


「「こんにちわ」」


「きおつけ、礼」
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