機動装甲FINAL
完全に隙を見せたMk―Ⅱに対し、私は再びグラムのトリガーを引く!

発射される大型ミサイル、拡散されて飛び散る小型爆弾。

Mk―Ⅱは。

「きゃあぁぁあぁぁあっ!」

Sフィールドも持たず、この攻撃に耐えられる筈もなかった。

だが…。

「そこまでだ…ミハエル・レイカー」

爆炎が止む頃、そこにはSフィールドを展開してMk―Ⅱを庇うオーディンの機影があった。

ハイバスターランチャーごと右マニュピレーターを、そして頭部を失っているものの、Mk―Ⅱも辛うじて撃墜されずに健在だった。

「俺との一騎打ちが望みなんだろう、レイカー。乗ってやる」

「…その意気やよし…!」



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