機動装甲FINAL

真紅郎

集中力を高め、回避に専念する。

レイカーのシグムンドはこちらの回避パターンの先を読み、的確にグラムで小型爆弾を拡散させていた。

直撃は免れているものの、その代償は当然ある。

爆発の衝撃。

それにより、オーディンの機体装甲表面に亀裂が走る。

Sフィールドに頼っていた分、そして運動性能に重きを置いていた分、オーディンの装甲はそれほど強固ではない。

そのSフィールドを失った今、シグムンドのグラムの威力は余りにも脅威的だった。

攻撃の間隙を縫って、グングニルを撃ってみるものの。

「無駄だ」

シグムンドのSフィールドにより、ビームは全て無効化されてしまう。

こちらの攻撃は一切通用しない。

一方的な展開。

このまま回避し続けていても、やがては撃墜されるのは時間の問題だった。



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