恋い≒病い
落ち着く彼の胸の中で微睡みながら、昨日までの事を思い浮かべる。

そしてクスクスと笑った私の頭上から、彼の声が落とされた。



「まだ、俺の事嫌い?」




そんな事を恥ずかしげもなく訊いてきた彼。
そんな彼がどうしようもなく愛しく感じる私はかなり重症に違いない。







………おわり………



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