恋い≒病い
なぜなら、私たち二人は犬猿の仲だから。

入社当時ことお互いに気を使い仲良くなろうと気を使ったりもしたが、それは無駄な努力となった。

きっと私たちは相性が悪いのだろう。

私のする事なす事にいちいちケチをつけるアイツ。

アイツのする事話す事に腹の立つ私。

公に喧嘩こそしないが、お互いに牽制しあい今まで過ごしてきた。

「ムカツク。」

ポツリと呟いた私に気付いたのは、隣の席のアイだった。



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