大好きな気持ち


でも、なんとか無事に部活を終えて龍斗君が待つ校門へダッシュした。


「お待たせ!」


「じゃぁ行くか!」


「うん!」


手を繋いで歩き出した。


学校から龍斗君の家までは歩いて15分くらい…


一旦家に帰って荷物を取ってこないといけないし、制服から着替えなきゃなんないし…


「龍斗君!一旦家帰るね!龍斗君はどうする?私の家で待ってる?それとも先に帰る??」


「待ってる…」


「そっか!」


すぐに家に着いて、初めて龍斗君を家に上げた。


龍斗君にはリビングで待っててもらうことにして、私は急いで自分の部屋に向かった。


着替える服は昨日決めてあるから…


クローゼットのハンガーにかけてある服を着てかばんを持って最終チェックをした。


私の格好は、スキニーにロングパーカーを着て髪はポニーテールにした。


龍斗君が好きな感じじゃないかも知れないけど、動きやすいから…


「お待たせ!」


本日二回目のお待たせを言って、龍斗君と家を出た。


するとさりげなくかばんを持ってくれた。


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