大好きな気持ち


「ちょっと凜聞いてくれる??」


「なになに-??」


「昨日電話してたでしょ??」


「うん。」


「それで、切る前にお母さんが代わってって言ってきて、落ち込んでるから無理だよ-って言ったの。」


「うん。」


「そしたらね、今日朝練だからって張り切っておにぎり作り出して…凜ちゃんに渡して!なんて、言ってくるんだよ-」


「そぉなの??持ってきた??」


「一応…」


「本当??私今日朝ごはん食べてないから嬉しい☆やった-」

「よかった-。ありがと☆」


「私こそありがと♪
あっ!今日朝龍斗君からメールがきてね、

「巻き込まれて迷惑とかは思ってないけど、なんかややこしくなってきた」

って言われたんだ…」


「ややこしいって…なんだそれ(笑)」


そうやって、軽く受け流してくれる玲の気づかいがわかって嬉しくなった。


「あっ!バスケ部男子朝練してるよ!」

「えっ?」


男子だけだったら一緒にできるんだった…


なんか、気まずい…

しゃべりかけることもしゃべりかけられることもないんだから、気まずくなることなんて無いのにね…


< 42 / 254 >

この作品をシェア

pagetop