真夜中の太陽

永輝が店を辞めてからも、大学の勉強と同様に、ひたすらバイトにも打ち込んだ。

その努力の甲斐もあってか、店長からリーダーにならないかという話をされた。


もちろん、二つ返事でOKした。

あの日、永輝が何気なく言った、



「次に会うときは成長しているかな」



という言葉をずっと頭に留めていた。



永輝は嬉しそうに、あたしの頭をくしゃくしゃっと撫でた。

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