真夜中の太陽

笑った瞬間。

彼女の目から涙が零れ落ち、ゆっくりと頬をつたった。



柚羽さんの骨と永輝くんの骨。

俺はその二つを混ぜ合わせると再び瓶に戻した。



永輝くん、柚羽さん……。

今はまだ、このままで待っていてよ。

必ず二人を思い出の場所に連れていってあげるから。


もう少し……もう少し……

待っていて……――。

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