王子サマは狼男!?
開いた口がまた塞がらなくなった。
「何…ここ…」
思わず呟いてしまう。
広い部屋には柔らかそうでキレイなベッド。
高そうな机やクローゼット。
開け放されたまどの外にベランダが見える。
そして風になびいてカーテンがゆれている。
暖かな光が差し込んでいてとても気持ちいい…
「くぅーっ!」
こんな部屋に住めるなんてーっ!
感激したあたしはベッドにダイビングした。
あいつの隣の部屋って事、すっかり忘れる事ができた。