☆俺様King★
03★…大好きって言ったらどうする?


「ごちそうさま」


朝ごはんを食べ終わり、
食器を重ねる。



しーは
とっくに出ていった。



私にキスしたくせに
顔ひとつ歪めず出ていった





ホント、ムカつく。





やっぱり
しーは
遊んでるつもりなんだよね。




本気にしちゃってバカみたい…。




「怜夢ちゃん、
どうしたの?」




ハッと気づくと
お母さんの
心配そうな顔があった。




やだ…
私ったら、
またしーのこと
考えてる…。




「やっぱり具合でも悪いの?

無理しなくて
いいんだからね」




「だから…大丈夫」




これ以上ここにいると
お母さんに心配を
かけそうなので
私はとりあえず
ダイニングルームを
後にした。





…しーは
帰ったよね…?





しーのことだから
どこからか
出てきそうだけど…。




警戒しながら階段を登った…





…にも関わらず予想は的中。
また、甘ったるい香り。




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