先生はホスト!?

事実

「真由。
帰ってきたの?

健吾の所で泊まると
思っていたのに。」

私に言ってきた恵子さんに
抱きついて泣いた。

私は大声を上げて泣いた。

そして私は恵子さんに
全てを話した。

「あの事故の加害者は
健吾の両親だったの。」

「うん。恵子さん。

私どうしたらいいの?
健吾が好きなのに、
健吾が起こした
事故じゃ無いのに、
何故か健吾が許せないの。」

「真由。
私は知っていた。
だから私の店に引き抜いたの。
真由に復讐させるつもりはない。

健吾の心の傷を真由なら
癒せると思ったの。」

「癒せるって、無理だよ。
私の両親は・・・・。」

「違うのよ。
真由のお父さんが、
居眠り運転をしていたの。
そして対向車線に走っていた
健吾の両親の車に正面衝突したの。

それが本当の事実。」

真剣な眼差しで、
私に話してきた。
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