ぼくがママ
あの日
ママがきえた日
あの日の
きもちを
わすれちゃいけない
ぼくにとって
ママがどれだけだいじなのか
そして
ぼくをママだとおもっているチップにとって
ぼくがどれだけだいじなのか
ママが言ってくれた
『あなたがいないとママは生きていけない』
ぼくだって
ママがいないと生きていけない
ぼくが思った
『チップがいないとぼくは生きていけない』
ぼくとおなじように
チップもぼくがいないと生きていけない
なにかにむちゅうになったからって
だいじなものをみうしなってはいけない
やくそくした
チップとママとのやくそく
ぼくはそれを
わすれない
がっこうへいけなかったぼくのために
どうぶつをかってくれたママ
であったのがチップ
ぼくをすくってくれたママとチップ
これからは
ぼくがふたりをまもっていくから
まどからあたたかいかぜがふきこんだ
しんでしまったパパのようなぬくもり
パパがかぜになって
ぼくをおうえんしてくれているの?
ぼくは
ママのひざにすわって
チップは
ぼくの手の上
『しあわせだね』
ママが笑った
―おしまい―

