繋いだ手を離さない
「後で覚えとけ」


小声で言った真弥は怜哉を睨んだ


「ぶっ…久しぶりに見たな。裏真弥」


笑いながら不機嫌な真弥の後を歩いた


リビングのソファーにはコーヒーを淹れて待っている瑠衣が座っていた


「おはようございます。真弥」
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