繋いだ手を離さない
紅聖と怜哉の後ろに立っていた瑠衣と千明、瑠衣は千明の手をギュッと握りしめて俯いた


「瑠衣ちゃん、社長と別室にいた方が良いよ。聞きたくない話しもするから…」

千明は優しく問いかけた


「…」


瑠衣はどうしたらいいか分からなかった

本当の父親を死に追いやったついこの間まで家族と思っていた人達…
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