繋いだ手を離さない
「西條社長、瑠衣さんの荷物後日取りに行きますので」


怜哉はそれだけを言い瑠衣の手を握りながら立ち上がった


紅聖、真弥も立ち上がり部屋の扉まで歩く


紅聖が振り向き


「水嶋さん、後で下の者に伝言伝えさせますので」


と言って千明が開けた扉から出て行った怜哉と瑠衣も出て行き


「そちらもよく話し合って下さいね」と言い残し真弥も出た

ホテルのロビーを抜けて横付けされていた車に乗り込みホテルを後にした
< 218 / 253 >

この作品をシェア

pagetop