繋いだ手を離さない
怜哉も動揺を隠せなかった


なぜなら…その名前を知っていたから


「真弥さん、何故知っているのですか?」


「…」


「真弥さん!」


「…瑠衣ちゃん、話すから少し時間くれないかな?」


あまりにも辛そうな顔の真弥を見て瑠衣は頷くしかなかった

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