【短編集】communication
あっと言う間にお昼。


なんか廊下がザワザワ。


「ついてくるなよ。」


「いいだろ。」


剣と千秋くんだ。


私は、千秋くんが一緒ならと乃依を誘った。


4人で中庭で食べることにした。


「で、いつのまにだよ。」


千秋くんが聞いてきた。


「そうよ。ねね、教えてくれたって。」


乃依は拗ねてた。


「乃依が試合の応援を誘ってくれたからだよ。」


「まあ、きっかけは昨日だけどよ。俺は、別れたつもりなかったよ。」


「もしか中学から?」


千秋くんの素早いツッコミ。


「剣くん。ねね一筋なのね。」


「ねねしかいらないし。」


私は、真っ赤になるばかり。


「剣って、女に興味がないんじゃなくて。ねねちゃんにしか興味がないわけね。」


千秋くんは、ニヤニヤしていた。


私は、黙々と食べることしかできない。


乃依と千秋くんは、なんか意気投合(?)してる感じだった。


「ねね。絶対、守るから一緒にいて。」


剣は、私に小声で言ってくれた。


私は、微笑んだ。


-チュッ


「「あー」」


乃依と千秋くんに見られた。


って、目の前だったしね。


てか、なんか周りもザワザワって。


たくさんの人に見られた。


なんか、今日は顔が真っ赤になってばっかり。
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