【短編集】communication
「てか、なんで別れようって思ったわけ?風が妊娠したら逃げる男だって思ったわけか?」


晴夜は、怒っていた。


「違うよ。私の勘違いと思いこみだから気にしないで。」


申し訳なかった。


信用してないとかじゃないから。


「妊娠して、不安定だったのか?携帯つながらなくなって、マジ焦るし。」


「あっ!いけない。」


私は、バックから慌てて携帯を取り出し電源を入れた。


メールをセンターに問い合わせするとひばりからメールがきてた。


「ごめん。ひばりに電話するから。」


「あぁ。」


-もし。


「ごめん。ひばり。」


-仲直りしたの?


「うん。今一緒。」


-そう。よかった。


「それでね。妊娠したから結婚することになったから。」


-えっ?マジで!おめでとう。


「ありがとう。また、今度ね。」


私は、要件を伝えると電話を切った。
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