【短編集】communication
「聡、どうしたの?」


「いや、静也がさぁ。」


不適の笑みを浮かべる聡くん。


「おい。聡。」


慌てる静也くん。


「静也、がんばんなよ。ほなは、大変よ。」


「繭。私が何?」


私は、3人の話しについていけず、つまらなかった。


「ほなって、初恋まだなんだよね。」


急に繭から話をふられた。


「わ、わるい?」


顔を真っ赤にしながら、保奈美は言った。


「保奈美ちゃんって、そうなんだ。静也、がんば。」


なんで、静也くんを応援してるんだろう。



「繭、ちょっと....」


「うん。静也。ほなの相手してあげて。ほな、ごめんね。ちょっと、行ってくるね。」


繭は、聡くんといなくなった。
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