【短編集】communication
私、天音(あまね)。


愛称は、てんとかてんちゃん。


私の好きな人は、哲朗(てつろう)。


幼なじみ。


私は、てっちゃんって呼んでる。


私とてっちゃんが一緒にいると身長差がありすぎで兄妹にしか見えなかったり。


私は、148センチと背が低くて。


てっちゃんは、188センチと背が高い。


身長差40センチ。


私には、私とてっちゃんとの距離でもあるって思う。


私は、普段からてっちゃんにつきまとう。


てっちゃんには、超ウザイ女かもしれない。


でも、てっちゃんの傍っていうか視界に入ってなきゃ忘れられそうで。


怖いんだ。


てっちゃんは、普段から無口でクール。


かっこいいんだけど女子には近寄りがたい存在。


いつもたくさんの男子と盛り上がっている。


ふいに笑うてっちゃんにみんなはメロメロだったり。


悲しいかな多量のフェロモン垂れ流し。


今は、彼女いないからいいけど。


いずれは、私と真逆な美人とつき合うんだろうな。


だって、私とは全く釣り合わないから。


わかってるけど。


小さい頃から一緒にいたてっちゃんを簡単に諦められない。


心ではてっちゃんを求めながら、頭ではてっちゃんを拒否した。


それが自然の流れって決めつけた。
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