嘘つきな彼と私。



でも、彼がそれを知ることはなかった。



いや、これからも無いと思う。



「大好き」が



「愛おしい」に変わった時




彼の事は


すべて知ってると思っていた私に



ある日



突然



彼に



彼女がいた事を知らされた−・・・


でも、それは


あくまでも


友達からまわってきた



「うわさ」だった。





だけど



その真実を確かめるのが


怖かった私は


曖昧なまま


確かめずにきた。



本当は言いたかった−・・・



「彼女いるの?」



「何で言ってくれなかったの?」



と聞きたかった



本当は



「陽、大好きだよ。」



と言いたかった



本当は


二人で


もっと、もっと


いろいろな事をしたかった



だけと、幼かった私には





出来なかった−・・・








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