‡パルソナ‡ 孤高の唄姫
ここで神さまじゃない、って言ったら、きっとフィリアを傷つけてしまうんだろうな。
「……うん。フィリアの願い、聞いてやるよ」
すると、フィリアは満面とは言わないが、嬉しそうに口角を上げた。
このか弱い少女が少しでも喜んでくれていると思うと、強張ってた頬が自然と緩んでいった。
そして、骨に近い細い腕を檻の隙間から出し、あたしの頬に触れると、言った。
「あのね、私の願いはね
誰かに手を握って欲しいの。」
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