【完】キス、kiss…キス!
姫さんにぐいぐい引っ張られ、俺は流されるままに風呂場へ。


風呂場からリビングまでを、この短時間で何往復したんだろう。これは何かの部活の忍耐トレーニングですか?


「よぉし!入るぞぉっ!」


姫さんは何故か気合いを入れるように腕を上げ、俺のパーカーをポーンと脱ぎ捨てる。そして、当たり前だけど再び下着姿へ。


うわぁ……もう、バカバカ!俺のジュニアが徐々に元気になってる気がする。


っていうか気がする、じゃなくて確実に。どうすんのこれ。


「ふあーん、ナオちゃん背中、外れないよぉ」


悩んでいるうちに、姫さんの更なる猛攻が俺に、というか俺のジュニアに降りかかる。


姫さんが指し示しているのは、黒の下着の後ろ側に搭載されているフロントホック。


「無理無理無理!!流石にそれは無理だってばっ!」


「何が 無理なのよぉ!いいから、ハイ!」


姫さんが白くて滑らかな背中を俺に『ん!』と近付ける。


姫さんすみません、もっ……もう俺、我慢の限界です。
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