ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『う〜ん、それはどうかしらね?でも可能性は十分あるわ』

里菜がそう言うと、シュンは喜んだ。

『でも、ユキネをどうやってデビューさせる気よ?』

里菜はシュンに尋ねた。

『う〜ん、ストリートかオーディション受けさせるか…かな』

シュンは考え込みながら言った。

シュンと里菜がそんな会話をしていると、ユキネはポケットから煙草を取り出し、火をつけ吸い始めた。

それを見たシュンは、ユキネから煙草を奪い取り、ユキネが吸ってる煙草の火を消した。

『オッサン、何すんだよ!!』

ユキネは少し怒鳴り気味で言った。

『ユキネ、今日限り煙草はやめろ。禁煙だ』

『はあ?そんなのあたしの勝手だろ、お前が決めんな!!』

『ユキネ。絶対とは言わないが、煙草を吸う事によって声に影響が出ることもある。歌手は喉が声が命だからな。それにお前はまだ未成年だろ』

シュンはユキネを説得した。
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