Cinderella girl
「俺、行くわ」

どんどん離れていく、怜汰との距離が。


どんどん、遠くに‥‥

「まって!!!!」

怖くなって、引き止めてた。

「怜汰の事、そんな風に思った事なんて、一回もない‥‥!!だから‥‥」


ごめんなさい。

言えなかったけど‥



振り返る怜汰。

いつもとは逆に、こっちが泣きそうだ。



「‥‥んな顔すんなって!!ごめんな?俺も言い過ぎた‥‥」


笑顔で怜汰はそういった。

だけど、アタシの心の中の不安は
消えることなく

なにか屋上に残したまま
一緒に教室に帰った。


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