キャラメル味の生活
「小夏ッちいー★」
「海くん?」
「帰ろうか」
「風さんも!」
授業が全て終わると
海くんと風さんが
迎えにきてくれた。
よかったー…
あたし学校から家までの
道わかんないし。
「あれ。晴いない」
「あいつは多分先に
車にいるよ」
「そっか」
「行こッ★」
海くんがあたしの
手を引くと
いつの間にか
集まっていた女子から
たくさんの悲鳴が
上がった。
「海ーッ!」
「やだあー!!」
「何あの子ー」