探偵 早乙女瞳
逃亡
はぁ、はぁ…オレは…ハードボイルド…

ハードボイルド探偵…ぜえ、ぜえ…早乙女 瞳!!





はぁ、はぁ…オレは今、借金取りから逃げている。

その業界では知らぬものはいないと言われる伝説の取立て屋『金貸しの拓』からだ。

いやぁ…ビックリした。

こないだ電話がかかってきた時はどうせハッタリだと思っていたんだが…

まさか本人だとは…

実のところオレは『金貸しの拓』の顔は知らない。

聞いているのはこの世の者とは思えぬほど恐ろしい顔も持つ男だということ。

ヤツがドアを蹴破って部屋に踏み込んできた瞬間に分かった…

「ああ…アナタが拓さんですか?」って…

ヤツが『金貸しの拓』だ!間違いない!

アレ以上に恐ろしい顔がこの世に存在してたまるか!

アレはゴリラだ!ゴリラにフランケンシュタイン博士が改造手術を施したんだ!

無理だろう?アレは無理だ。あんなのに逆らったら骨すら残らない。
< 25 / 48 >

この作品をシェア

pagetop