私の大好きな人
「兄貴何も言わなかったの?」

「はい・・・。」

「怖がらないでね、
私の事蘭で良いから。
佳世ちゃん。」

「はい。蘭さん。」

「佳世ちゃんの事
兄貴から全て聞いた。
兄貴本気で佳世ちゃんのこと
好きだから何でも言いなさいよ。」

「はい。
けど担任じゃなかったので、
あまり話せる機会が少なく。」

「携帯知っているの?」

「はい。知っています。」

「そうか?いつだったかな?

兄貴がめちゃくちゃ
落ち込んだことがあったの。
去年の夏休みの時だったかな。」

蘭さんが言った去年の
夏休みの出来事。

私が先生と別れた時期だ。
先生本当に落ち込んでいたんだ。
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