ガチャポンな彼女
鼻先に何かが触れた。

そう、何かが。



けれど、それはあんまり近すぎて焦点を合わせるのに手間取ってしまった。


だから。



だから、たぶん、あまりにずれた反応をしてしまったのだと思う。



「ありえねーーーーっ!!」



ちっちゃい人形が俺と添い寝していた。


「嘘だろ…」



すべてが頭の中でつながった。





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