ガチャポンな彼女
放課後の教室。

誰もいない。

それでも軽部は用心深く何度も周りをきょろきょろと見回してからこう言った。

「すげーの撮っちまった」

「何それ?」

「見たい?」

軽部はもったいぶってじらしたいらしい。

「いや、別に…」

だって俺は早く家に帰らないといけないから。

迷うことなくそう答えた。

「後悔するぞ!」

俺の反応に不満げに頬を膨らます軽部。

「後悔って…」

「おまえ見たくないのか? ミワリンのパンチラ画像を!!」







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