★秘密のイケメン執事さま。★
タロちゃんの切ない表情を見ると、胸の奥で何かが動いた。


「タロちゃん・・もう一回・・・・だめ?」

少し見つめ会った後、タロちゃんは、そっと優しく私を包んでくれた。


自分の心臓の音と、タロちゃんの微かな息遣いだけが、静まり返った辺りに響いている。



私はタロちゃんの胸に頬を寄せたまま、ゆっくりと目を閉じた。


いつもふざけた事ばかり言ってるタロちゃん。


私、バカだから、どれが本当で、どれが嘘かわかんないよ。


でもね、タロちゃんの優しさは本物だってわかるから。




だから私、こんな気持ちになってるんだよ。



ねえ、タロちゃん。




私は、あなたが好きです。











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