★秘密のイケメン執事さま。★

「ミツキ様はどうですか？こうやって手を繋いで歩くのは」



「幸せ・・・・です」




私が小さい声でそう呟くと、タロちゃんは前を見つめたまま、少し照れたように呟いた。





「では今度から、お出かけの際には、手を繋ぎましょうか」


「うん」


私とタロちゃんの間が、ほんのり暖かい空気で包まれた。



いつまでもこの幸せが続きますように。







そう願わずにはいられなかった。