MEN=仲間
「ちょっと、ほんとびびったからね!

 いきなり泣くんだからー」


「ずいまぜん・・・。」


まだ俺は泣いていた。

それだけ嬉しかったんだ。

人と喋ったことが。


「あのさ~疑問に思ったんだけど

 らいねって女の子だよね~?」


「ぞうでずげど・・・。」


なぜそんなこと聞くんだ?


「だったらなんで、俺って言ってんの?」


「あ~、そこんとこ気にしないで」


鼻声戻った。

良かった。あんな声恥ずかしい。


「え~気になるんですけどー」


「まあ、どうでもいいじゃん?

 そんなこと。気にすんな、上村さん。」


「なんで上村さんなの!?智夏だよ!

 ち・か!!分かる?もう友達

 なんだからさ、名前で呼んでよ!」



なんか実感した。

やっぱり友達なんだ。

ここに来てほんと良かった。



「じゃあ、智夏!これからよろしく!」



「上出来じゃん!よろしくね♪」 
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