【BL】背徳の堕天使


だが、親がいないとアパートひとつ借りられない。



1ヶ月10万だから、無論ホテルになんか泊まれない。



でも、寝床と食事は確保したい。



そして俺は、堕落していく。



そう、幾らかの金で男に体を自由にさせてやる。



これで寝床は確保できるし、うまくすりゃ食事も手に入る。



自慢じゃないけど、俺は容姿だけは親に感謝している。



すべらかな白い肌。

サラサラした茶色い髪。

スラリと伸びた手足。

キュッと引き締まった、しなやかで細身な体躯。

少し女顔なのが劣等感だったが、今は都合がいい。


極上の顔に、極上のカラダ。


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