爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
18才
3年になって、生徒会長の任期は終わってしまったけど、剣道部の主将としての最後の大仕事が残っていた。


それは、全国連覇!


去年は団体でも個人でも優勝した。今年も絶対に優勝するぞ!


「へぇ〜、来月全国大会なんだ。雅香と応援行くから、ちゃんと勝ち進んでよ!」


今日も愛さんの家にお邪魔中。最近は、大体月1のペースで遊びに行っている。


今日はまだ雅香センセは来ていないので、俺は愛さんの手伝いをしている。


本日のメニューは手巻寿司。俺は酢飯をうちわで冷ます係だ。


「優勝して、雅香に良いトコ見せなさいよ。」


愛さんは悪戯っぽく笑って、俺の顔をじっと見た。


うっ。バレてる?


「あはは。黙っちゃって。太陽君って顔に出るタイプだから、バレバレだよ。」


やっぱバレてんだ。雅香センセにもバレてんのかな。別にかまわないけど。


そもそも1年の時に『太陽君は雅香先生にアタック中』なんて誤解されてるし、それでも雅香センセは、嫌がってる様子もないし。
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