フェアリーテイル~キミとオレとの約束~
(ここから会話は全部英語)



「とりあえず、中に入れてくれないかな。ここではちょっとね。」




珍しく焦っている。


どうしたんだろう…



俺は部屋の鍵を開けて教授を中へと入れる。


教授にイスに座ってもらいテーブルを挟んで自分もイスに座った。




「それで…話とは?」


「ユウは、マキの父親と面識は?」


「顔見知りって程度なら、ありますよ。」


「なら、ユウの伯母さんは?」


「疎遠ですけど、まぁ、ありますね。」




教授はそれを聞いて黙った。


何かを考え込んでいる。

嫌な予感がする。


ていうか、絶対そうだ。



「あの、何かあるなら、言って下さい。真希に、何かあったんですか?」



教授はなおも黙った。


下を向いて、何かに迷っている。




「バタード・チャイルド・シンドローム。ユウは知ってるよね。」


「まさか…真希に…何か見つかったんですか?」



自分は、伯母が真希にどんな事をしてきたのか、知らない。


そして、








「詳しく検査してみなくては分からない。でもおそらく…




脳に出血巣があって、このままだと、視力を失うかもしれない。」













伯母が何のためにそんな事をしたのか、理解できない。




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