男前な彼女




「おい、お前ら」


「あ、高槻……」



あたしは男子たちに話しかけた。



3対1じゃ、さすがに浦河がかわいそうかなぁ…と、思ったから。






「もうやめときなって。浦河も困ってんじゃん」



「なんだよー。そいつ高槻の知り合い?なんでかばうわけ?」



「かばうとかじゃなくて、正しい事してるのは確実に浦河の方。お前らが悪いんだから、止めるのは当然」




3人は顔を見合わせる。





「わ、わかったよー。じゃ、俺ら帰るわ」



「おう、じゃーねー」





あの3人は顔見知りだった。



男子の知り合いが多いと、こういうときに楽でいい。







「た、高槻さん!!」


「ん?」



振り返ると浦河がこっちを見て、目をきらきらさせていた。




「す、すごいです!尊敬します!」



「は、はぁ……」









< 113 / 412 >

この作品をシェア

pagetop