男前な彼女

素直な気持ち





立ち聞きするつもりなんてなかった。




ただ、どんなことを話しいるのか気になって、ドアの前に立ってただけで!


あ、こういうのを立ち聞きって、言うのか…?






最初のほうはちゃんとリビングにいた。




――朝陽兄ちゃん、なんか怖かったし……





でも!


でも、どうしても気になって……っ!





そしたら…






『咲夜のこと好きです。守りたい。もちろん、これからも一緒にいたい。

朝陽さん、俺のこと…認めてくれませんか…?』




って……




腰をぬかすかと思った。



上牧がそんなことを思っていてくれたなんて、全然知らなかった。









< 272 / 412 >

この作品をシェア

pagetop