男前な彼女

最後のキス




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ずっと待っていた。


携帯が鳴るのを。


でも、どんなに待っても鳴らない。



バレンタインから二日たった今でも、鳴っていない。


電話もしてみたが、留守電になるばかり…



それに、大和は学校をずっと休んでいる。




――おかしい…




さすがにそう思い始めた。


学校にも来ず、連絡も取れないなんて…





…大和に何か起きている?




――そんな…まさか、ね…





あたしは学校の帰りに、大和の家に寄ってみることにした。









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