男前な彼女




「うちのクラスも執事喫茶をすることになった!お前のクラスも執事喫茶をして、来た人数で勝敗を決める!」



だからなんなんだ……このテンションの高さは……



「はぁ……?何でそんなことしなくちゃいけないわけ?」



「俺とお前の名誉をかけての戦いだ!!」



「いや、意味わかんないし……」




うーん…と言いながら上牧は腕を組む。



そして、ニヤッとする。



「よし!じゃあ勝った時の特典をつけよう!」



「特典……?」



「そう。うーん…そうだなぁ…


もしお前が勝ったら、俺はお前につきまとわない。さらに!お前は俺に何か一つ命令をしていい!」



おぉ……



それは嬉しいかもしれない。



つきまとわれないうえに、命令をしていいなんて!





思わぬ展開に、不覚にも心が躍ってしまった。







命令……何にしよう……




(↑もう勝つ気の人)








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